朝起きても肩が重い、
首のあたりがいつも張っている。
マッサージを受けても、そのときは楽になるけれど、
またすぐに戻ってしまう。
そんな経験はありませんか?
実はその痛み、「胃」 が関係していることがあるんです。
今日は、そんな “内臓と首・肩の意外な関係” についてお話しします。
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胃と首・肩のつながり
「胃と肩?関係あるの?」と思う方も多いかもしれません。
でも、私たちの体はすべて“つながって”います。
胃の調子が悪くなると、
呼吸に関わる横隔膜(おうかくまく)がこわばり、
そこから胸の筋肉や首まわりの筋肉にまで緊張が伝わっていきます。
この連鎖が続くことで、
・左の首が痛い
・左の肩が上がりにくい(五十肩のような症状)
といった不調が起こることがあります。
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胃が疲れやすい現代のライフスタイル
50代の今、
若い頃と同じように動いているつもりでも、
胃腸の働きは少しずつ変化しています。
さらに現代の生活では、
・長時間の座り姿勢
・食事の時間が不規則
・スマホやパソコンによる前かがみ姿勢
など、胃に負担がかかりやすい要素がたくさん。
そのため、知らず知らずのうちに**「胃の疲れ」**がたまり、
首や肩の痛みとして現れている方がとても多いのです。
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胃の不調が出すサイン
胃が疲れているとき、こんなサインが出ることがあります。
☑ 左の首や肩がずっと重い
☑ 胸のあたりが張って呼吸が浅い
☑ 食後に眠くなる・胃もたれする
☑ ストレスがたまると肩がこる
こうした症状がある方は、
もしかしたら筋肉ではなく内臓からのサインかもしれません。
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胃をゆるめるケアを
首や肩の不調を整えるとき、
マッサージやストレッチだけでは届かない部分があります。
そんなときこそ、
**「内臓をやさしく整える」**視点を持ってみてください。
胃を休ませるために、
・よく噛んで食べる
・夜遅くに食べない
・深呼吸でお腹をゆるめる
たったそれだけでも、
体がふっと軽くなることがあります。
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おわりに
体は、すべてがつながっています。
首や肩の痛みも、内臓のサインであることがあります。
「筋肉」だけでなく、「内臓の声」に耳を傾けてみると、
これまで見えなかったヒントが見つかるかもしれません。