アロマセラピーは一般的に、
「香り(嗅覚)→脳→肉体」へ作用する。
と、ご存知の方もいらっしゃると思う。
さらに、
少しアロマのお勉強をされた方なら、
アロマトリートメントを行うと、
香りは脳への作用だけではなく、
「肌→細胞→記憶」まで届くという事、
そして、実際にそういう体験をした人も
多いのではないでしょうか?
一方で
"香害"もある。
香害については
後日触れたいと思う。
前回のブログで、私は、
お客様にブレンドしたアロマを
テイストしてもらう瞬間の
"表情の変化"を見逃さない。
と書いた。
テイストした瞬間は、お客様の心の記憶に
アロマの香りが働きかけていく。
お客様の無意識な一瞬の表情から、
心の奥底に持っていた記憶が
ふと顔を覗かせる瞬間がある!?
私は、そんな場面に遭遇することが多いと
感じている。
さて、今回は
自分の心の記憶に触れるアロマを紹介したい。
先日、友人との会話。
季節の中で、秋が一番好き。
でも、なんだかわからないけど、
センチメンタルな気持ちになる、、、
今年も後半戦が始まって、
暑い夏が過ぎていこうとしている。
少し立ち止まって、
アロマの力を借りて、
自分の心の記憶に触れてみる時間を
持ってみるのはいかがでしょうか?
心の断捨離になるかもしれません。
サンダルウッド
甘く優しく脳にじわじわ響く印象。
よく瞑想に使われ、瞑想の妨げになる雑念を取り払ってくれると言われている。
インドでは数千年に渡り、瞑想に使用されてきた。
深い瞑想状態での"自分への気づき"の助けになるのではと思う。
ジュニパー
ツーンと苦いシャープな香りが、
真っ先に頭に飛び込んでくる!
ジュニパーは浄化力が高い香りで、
体に対しては解毒作用が強い香りだそうです。
古くから、エジプト・チベット・バビロニアなどなど様々な文明で儀式用に使われてきました。
部屋や建物の嫌なエネルギーを浄化したり、自分の過去の不浄のエネルギーを浄化したりすることにも使えます。
瞑想前の部屋の浄化にも最適です。
ラベンダー
皆様にもおなじみの香り。
アロマっていえばラベンダーが連想される?
甘くもなく、苦くもなく、ちょうど真ん中の印象。
ラベンダーは、心のバランスを保たせてくれます。
鎮静させ、リラックスさせる効果があるので、より深い瞑想状態へ導くのを助けます。
ローズマリー
眠気を飛ばして、シャキンとさせてくれる印象。
ローズマリーは刺激作用があるので、1日の始まりである朝の瞑想に使うと効果的です。
部屋の浄化にも最適です。
中世ヨーロッパでは、植物や特定の場所から悪霊を追い払うときに使用しました。
刺激作用により、頭をクリアにし、明確な考えと洞察力を与えます。
フランキンセンス
他のアロマの存在をちゃんと認めてくれる優しい印象。
古くから最も多く、瞑想に使われてきた香りの一つです。
呼吸を深く、ゆっくりさせてくれ、瞑想状態に入ることを助けます。
特に「洗い流す」作用があります。
そのため、自分の成長を妨げるような過去のトラウマやこだわりを、解き放ちたい時にも効果的です。
ヘリクリサム
ツンと頭にアタックしてくれる印象。
私は思考が混乱している時、これを手に取ることが多い。
特に右脳に働きかけると言われています。
直観を研ぎ澄ませ、"気づき"を助けます。
なので、音楽や絵画と言った芸術的なクリエイティビティに大きな影響を与えます。
また、個人の成長も促し、特に
思いやりの気持ちを引き出すと言われています。
ベンゾイン
バニラと同じような甘い印象。
心が混乱していて、落ち着きや統合が必要な時に向いています。
瞑想や祈りの際にも心を落ち着かせます。
仏教やヒンドゥー教の寺院でも、古くから使われてきた香りだそうです。
アロマの香りを少しだけ理解して、
もっと身近に、手軽に。
私はこの香りが好き。
このブレンドがちょうどいい。
今度は、こうしてみようかな。
自分だけのアロマの香りのイメージを
膨らませる。
アレンジのレパートリーが増える頃には
案外、
心が軽くなって、
ニュートラルな状態になる。
すると、
自分の心の記憶に気づく時間に
なるのではないかしら?
秋の長い夜、
貴女だけのお好みの香りで
楽しんでみませんか?