自分を受け入れ、少しずつ前へ
――記憶を再構築するということ
最近、心と身体のつながりをもっと深く実感したくて、心理学の学びを続けています。
その中で私が目標にしているのが、心の状態も身体と同じように“見立て”られるようになること。
皆さんは「見立てる」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?
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「見立てる」という言葉の意味
「見立てる」には、主に3つの意味があります。
1. 診断・判断する
たとえば医師が「風邪と見立てる」ように、状況から判断すること。
2. たとえ・比喩として置き換える
「石を富士山に見立てて庭をつくる」ように、別のものになぞらえること。
3. 選定する・選び抜く
「贈り物を見立てる」ように、相手のことを思って選ぶこと。
どれも感性や経験が問われる、日本語ならではの美しい表現ですね。
私が日々大切にしているのは、特に3番目の意味――「相手のために選ぶ」という姿勢。
アロマを選ぶときも、誰かに手を差し伸べるときも、その人の今にぴったり合うものを、丁寧に“見立てる”よう心がけています。
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記憶は、再構築できる
先日、実用心理学講座で上野先生の言葉にハッとしました。
「記憶は再構築できる」
この一言に、ふっと肩の力が抜けたような気がしました。
記憶はただの過去ではなく、“そのときの自分”が創ったもの。
つまり、変えることもできるということなんです。
楽しかった記憶も、苦しかった記憶も――
思い出し方を変えることで、未来の自分の心のあり方も変えていける。
そう思うと、過去の出来事に対する見方も少しずつやわらぎますね。
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「私はどうしたいの?」
誰かの価値観ではなく、自分自身の願いに気づいて認めていく。
そのためにはまず、「私はどうしたいの?」と、自分に問いかけ続けること。
日々の忙しさに追われて、自分を見失いそうになることもあるけれど、
そんなときこそ、立ち止まり、深呼吸して、もう一度自分に戻ってくる。
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あなたは今、何をやりたいですか?
叶えたい願いはありますか?
なぜそれをやりたいのか――理由が見えないときは、やらなくてもいいかもしれません。
「なんで?」をとことん掘り下げていくと、
ぼんやりとした想いが、少しずつ輪郭を持ちはじめます。
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最近は寒暖差の影響か、むくみや重だるさを感じる方も多いようです。
そんなときは、まず身体を軽く動かすことから始めてみてくださいね。
私も先日、沖縄の海の恵み“クチャ”を使ったクレイパックをしてみました。
お肌がふんわり、しっとり、ほんのり温かさも感じて、心までやさしくなれました。
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心と身体、
身体を労って、
なるべく病院のお世話にならない日常を。
春から夏へと季節が変わるように、
あなたの心も、少しずつ軽やかに変わっていきますように。