人生をちょっぴりラクに楽しむために
「どうせなら、自分の人生をもっと楽しみたい」
そう思っている人、多いんじゃないかなと思います。
でも現実はというと——
「これはこうすべき」
「ちゃんとしなきゃ」
って、他人の声や、いつのまにか自分の中でできあがった常識に縛られて、
気づけば、毎日どこか窮屈に感じている……そんなことありませんか?
「ありのままでいいよ」なんて言葉、よく耳にするけれど、
実際どうすれば“ありのまま”になれるのか、わからなかったりもする。
私もそうでした。
どちらかというと、ずっと“考えてから動くタイプ”。
感情よりも頭が先に働く。
だから「感じるってどういうこと?」って思っていた時期もありました。
でも、アロマやボディーワークに出会い、
少しずつ“身体の声を聴く”ということに意識を向けるようになって、
ある日ふと、気づいたんです。
心を自由にできないのは、
考えすぎてる“頭”のせいかもしれないって。
考えグセって、無意識のうちに自分にブレーキをかけていることも多い。
「○○すべき」「こうじゃなきゃ」って、自分で自分を縛っていた。
でも、ちょっとだけ思考をお休みさせて、
“身体”に意識を向けてみると——
「感じる」ことができるようになる。
そうすると不思議なことに、
いま目の前で起きていることに対して、
冷静に、客観的に見られるようになってくるんです。
本来、人はみんな自由なんだから。
でも、私たちは長い人生の中でいろんな価値観を身につけて、
いつのまにか“自由じゃない自分”を作り上げていたのかもしれません。
だからこそ、まずは自分の“好き”をちゃんと味わうことから。
ほんのちょっとでいいんです。
「これ、私けっこう好きかも」って思えることに気づけたら、それだけで十分。
「聴く」って、頭じゃできない
もうひとつ、私が最近あらためて気づいたことがあります。
それは、「人の話を聴く」って、思ってる以上に難しいってこと。
いくら「ちゃんと聴こう」と思っても、
心のレンズが曇っていたら、言葉がスッと入ってこない。
その“曇り”の正体は、
実は身体の緊張や流れの滞りだったりするんです。
カウンセリングでも「聴く」は基本。
私も長年大事にしてきました。
でも、本当に深く「聴く」ためには、
頭だけじゃなくて、身体がゆるんでいることが大事。
身体がガチガチだと、心も固まってしまう。
どんなに耳を傾けようとしても、深い部分までは届かないんでしょう。
瞑想が好きな人が多いのも、
「頭を空っぽにしたい」「ちょっと離れたい」って思いがあるから。
つまり、感じるスペースをつくりたいという本能的な欲求だろうと。
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だから、もし「最近なんだか人の話が入ってこないな」と思ったら、
「私って、聴けてないのかも」と責めるよりも、
まずはこんなふうに自分に声をかけてみてください。
「ちょっと疲れてるのかもね」
「今、少し余白が足りないだけかも」って。
身体を緩めるだけで、
心もすっと軽くなることがあります。
この気づきは、じつは今、マッサージセラピスト大会に向けてトレーニングをしているなかで、
自分自身と向き合う時間の中から生まれてきたものでした。
心と身体はいつだってつながっていて、
どちらかが詰まっていると、もう一方も流れにくくなる。
だから、人生をちょっぴりラクに楽しむためには、
「考えすぎてるかも」と思ったら、まずは身体に意識を向けてみる。
それが私のおすすめの方法です。
よかったら、あなたの「ちょっとラクに生きるヒント」も、
教えてくださいね。