自分を律する」って、やさしいことだった
50代になってから、
ふと立ち止まる瞬間が増えてきました。
これまでがんばってきた分、
少しだけ、自分のことが後回しになっていたのかもしれません。
そんなとき、
トシ先生から呼吸法を学ぶ機会がありました。
はじめは「ちゃんとできるかな?」なんて思っていたのですが、
ただ静かに呼吸に意識を向けていると、
だんだんと自分の内側が整っていくような感覚がありました。
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呼吸に向き合うようになってから、
自分自身のケアを大事にしたいという思いが、自然と育っていきました。
するとまわりにも、
自分を大切にする人たちが少しずつ集まってきたように思います。
気を張らなくてもいい。
お互いにリスペクトがあって、無理のない空気が流れている。
そんな場所に身を置けることが、今、とても心地よく感じています。
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かつての私は「自分を律する=がんばること」と思っていました。
でも今は、
「自分を大切にすること」と、とても近いもののように思えます。
日々の中で、呼吸にふっと意識を向けてみる。
その小さな時間が、自分にとっての大事な軸になっていく。
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今、この瞬間も、私は呼吸を探究しています。
私の中に、穏やかに呼吸が流れていて、
そこにそっと意識を向けると——
不思議と、感謝とあたたかさが湧いてくるのです。
それは、無理に何かを変えようとしなくても、
「今ここ」に戻れる感覚。
もしかしたらそれが、
私にとっての「自分を律する」ことなのかもしれません。