研修で学んでいる手技を、
実際のお店で受けたくて、
あるセラピストの方の予約を取った。
友人から、その方の施術は一度受けるといいと聞いていたから。
五分ほど前にお伺いしたら、店頭で私を待っていてくださった。
初めましてだったが、一目見ただけで、そのセラピストの方だと分かった。
第一印象は、立っている姿から美しく、
物腰は穏やかで、柔らかい方だと思った。
いつも思うのだけれど、
施術は、その人そのものが表現される。
たとえ同じ手技であったとしても、
人によって全く違う印象を受けることもある。
今回、第一印象で彼女から受けたものとは
全く異なっていた。
施術は、ダイナミックでパワフルなものだった。
ご存知の方もいるかもしれませんが、
アクロバティックな太古式を
想像させるくらいのパワフルさ。
私は、もともとストレッチの要素が入っている施術は好き。
彼女は、施術前のヒアリングで
お伝えしなかったにもかかわらず、
全身の張りをほぐすための
ストレッチを入れてくださったようだった。
もしかしたら、私の身体に触れた手から、読みとってくださったのか?
私だけのオリジナルメニューかしら?
私は次第に彼女の手技に酔いしれていた。
"相手に寄り添う"
お客様が何も言わなくても
意識的に、場合によっては無意識的にも
求めていることに気づく。
これは私がオハナで一番大切にしていること。
毎日の研修で、少し手技に集中しすぎていたかな、、、
贅沢な時間は、
あっと言う間に終わってしまった。
また彼女に会いにいこう。
終わった後、思った。