みなさま、こんにちは。
「迷走神経」という言葉、聞いたことがありますか?
実はこの神経、私たちの心と体のバランスに深く関わっているんです。
少し難しい話をすると、「ポリヴェーガル理論」というものがあって、そこでは迷走神経が2種類に分かれることが明らかにされています。
1つ目は「背側迷走神経」。
これが働くのは、極限のストレスや危機的状況において。たとえば、爬虫類や両生類が身を守るために動きを止める「仮死状態」のような機能を担っています。
いわゆる、私達にショックなことが起きた時、固まってしまう。記憶がないとかいったものです。
そして2つ目が「腹側迷走神経」。
こちらは私たち哺乳類が進化の中で得た、とても特別なもの。人の表情や声のトーンを感じ取り、「この人、安全だ」「安心できる」と心地よく感じたときに活性化します。その結果、穏やかでリラックスした状態をもたらし、心地よい人との繋がりを築くサポートをしてくれるのです。
50代になると、予測なく心も体も揺らぎを感じることが多くなります。
例えば辛い、しんどい、イライラする、気が滅入る
そんなときに、この腹側迷走神経を意識してみると、少しラクになるかもしれません。
意識の仕方は?
たとえば、温かい声で「大丈夫」と自分に言い聞かせたり、他人から「大丈夫」と言ってもらうことで、腹側迷走神経が活性化し、心の安心感を得られるでしょう。
また深い呼吸をするのもおすすめです。
呼吸「いつもと変わらず過ごす幸せ」に気づく