電車で座っていると、足が開いたまま閉じられない人を見かけることがありますか?
わたしも意識しないと足、開いてしまいます。「恥骨筋(ちこつきん)」が関係しているかもしれません。普段あまり意識されない小さな筋肉ですが、意外と大事な役割を果たしているんです。
恥骨筋ってどんな筋肉?
恥骨筋は、足のつけ根の内側にある小さな筋肉で、骨盤と太ももの骨をつなげています。毎日の歩いたり座ったりする動作でよく使われている筋肉です自己主張が少なく、存在を意識することはほとんどありません。
また、大きな筋肉(例えば太ももの大腿四頭筋など)の影響を受けやすいため、自分でコントロールするのが難しい筋肉でもあります。
先日、瞑想する時、胡座の姿勢をとりました。
お尻の骨を意識して、そこから頭までまっすぐに姿勢をすると、内側の太もも、恥骨筋が伸ばされる!?
胡坐(あぐら)と恥骨筋の関係
ヨガや瞑想する際、胡坐をかくことはある。胡坐が骨盤に何も入れずにしんどい場合、股関節を外側に開いたり膝を外に倒したりする動き、恥骨筋がしっかりと働いていない可能性があります。
もう少し詳しくみていきましょう。
股関節の動きが制限され、膝を外に倒しにくくなり、胡坐が取りづらくなります。
股関節周りの筋力バランスが崩れ、腰や骨盤に負担がかかりやすい猫背になります。
胡坐を取ろうとしても、「足が開かない」「骨盤が歪む」と感じる人は、この筋肉が硬くなっていたり弱くなっている可能性があります。
胡坐が悪い?そんな意見も!
「胡坐は姿勢を悪くする」「足が太くなる」といった意見も見かけますが、これは一理あります。筋肉が硬くなったり、弱くてうまく使えていない場合、無理な姿勢で胡坐を取ると腰や太ももが頑張っているからです。
正しい胡坐で得られるメリット
一方、正しい姿勢で胡坐ができれば、以下のようなメリットがあります: