令和4年(2022年)国民生活基礎調査:女性の自覚症状に関する結果
調査の概要
• 健康、医療、福祉に関する基礎的な情報を提供するために実施。
• 毎年行われ、国民の健康状態を把握する目的がある。
女性の自覚症状ランキング(主な不調)
1. 腰痛
• 女性の有訴者の中で最も多い症状。
• 年齢とともに増加傾向。
2. 肩こり
• 腰痛に次いで多い。
• デスクワークや姿勢の悪さが影響。
3. 体がだるい(疲労感・倦怠感)
• 生活習慣やストレスの影響が考えられる。
4. 目のかすみ
• 目の疲れや視力低下を感じる女性が多い。
• 長時間のパソコン作業が影響。
女性の不調、肩こりから腰痛へ…変化の背景とは?
かつて「不調の代表」といえば肩こりが圧倒的でしたが、最近では「腰痛」に悩む女性が増えています。特に50代の「ゆらぎ世代」にとって、この変化は身近なものではないでしょうか?
この違いは、年齢のせいだけではなく 生活習慣の変化 による影響が大きいと感じます。
肩こりから腰痛へ…何が変わった?
☑ 座る時間が増えた
テレワークやスマホ時間の増加で、長時間同じ姿勢が続くように。座りっぱなしは腰に負担をかけます。
☑ 運動不足が深刻化
以前は家事や外出で自然と動いていましたが、今は「意識しないと動かない」生活に。筋力低下が腰痛を引き起こしやすくなります。
☑ 姿勢が崩れやすくなった
スマホを覗き込む姿勢や、足を組んで座るクセが、体のゆがみを助長。腰にかかる負担が増えています。
☑ ストレスが腰にくる
肩こりは「ストレスや緊張」との関係が深いですが、今は「気づかないうちに体がこわばり、腰痛につながる」ケースが増えています。
腰痛対策、今すぐできること
✅ 座りっぱなしをやめる
1時間に1回は立ち上がり、背伸びや軽いストレッチを!
✅ 正しい姿勢を意識する
スマホを見るときは目線を上げ、座るときは骨盤を立てるのがポイント。
✅ 体幹を鍛える軽い運動を
ウォーキングやストレッチを習慣に。無理なくできるものから始めましょう。
✅ リラックスして緊張をゆるめる
ゆっくり深呼吸をする、好きな香りでリラックスする…ストレスをためない工夫を。
✅ プロの手を借りるのも選択肢
自己流ケアでは改善しにくいと感じたら、体のプロに相談するのも◎
腰痛は放っておくと慢性化しやすいもの。でも、今の生活を少し見直すだけで、未来の体は大きく変わります。
「最近、腰が気になる…」と感じたら、小さなケアを始めてみませんか?