股関節の痛み、
実はももの前の筋肉が関係しているかも?
こんにちは。
オハナのともです。
今日は「股関節の痛み」についてのお話です。
▽なんとなく違和感、引っかかる感じ…ありませんか?
・病院に行くほどではないけれど、股関節がかたい
・足のつけ根が引っかかるような感じがする
・歩いたときに少し気になる
そんな“ちょっとした違和感”を放っておいていませんか?
その股関節の不調、「大腿直筋(だいたいちょっきん)」という筋肉のかたさが関係しているかもしれません。
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▽大腿直筋ってどんな筋肉?
大腿直筋は、ももの前側にある長くて強い筋肉です。
骨盤(こつばん)の前側から、すねの骨までをつなぎ、
股関節やひざを動かすときにとても大切な役割をしています。
この筋肉がかたくなると、
股関節の動きにも影響を与えてしまいます。
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▽注目ポイント:「寛骨臼上縁(かんこつきゅうじょうえん)」
とくに注目したいのが、
大腿直筋が骨盤のどこにくっついているか──です。
それが「寛骨臼上縁(かんこつきゅうじょうえん)」。
この部分は、足のつけ根にある丸い“おわん型”のくぼみのフチにあたります。
股関節のボール(大腿骨頭)がちょうどはまり込む、関節の受け皿のようなところです。
さらにこの部分には、股関節を包んでいる関節包(かんせつほう)というふくろのような組織もついています。
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▽筋肉がかたくなると、関節がうまく動かなくなる?
大腿直筋がかたくなると、
その付着部にある関節包も一緒に引っぱられてしまいます。
すると、股関節の中の動きがスムーズでなくなり、
• 関節包
• 関節唇(かんせつしん)※関節のクッションのような部分
などにメカニカルストレス(物理的な負担)がかかり、炎症や痛みを引き起こしてしまうことがあるのです。
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▽股関節が痛いとき、チェックすべきは「ももの前」
もし最近、股関節まわりに違和感や軽い痛みがあり、
同時に「ももの前がかたい」と感じる場合は、
大腿直筋のケアがとても大切になります。
この筋肉をゆるめてあげることで、
股関節の可動域が広がり、動きもスムーズに。
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▽だからこそ──セルフケアが必要です
日常生活で何気なく感じる違和感こそ、
体からの「ちいさなサイン」。
そのままにせず、
自分でやさしく整えていくことが、
痛みや不調の予防につながります。
「なんとなく股関節が気になる…」という方は、
ぜひご自身のからだにそっと意識を向けてみてください。