骨の健康、ちゃんと意識してる?
──ビタミンD、足りてますか?
50代になってから、なんとなく疲れやすいなぁとか、関節がこわばるなぁ……そんな体の変化、感じていませんか?
もしかしたらそれ、更年期による「骨密度の低下」と関係しているかもしれません。
実は、骨の強さのピークは20歳前後なんですって。そこからは、“骨の貯金”を少しずつ使っていく時期に入っているんですね。
だからこそ、これからの人生を元気に、しなやかに過ごしていくには、「骨の健康」を意識することがとっても大切なんです。
産婦人科の先生で、浜田病院の理事長でもある山村菜実先生も、
「更年期で女性ホルモンが減ってくると、骨粗しょう症のリスクがぐっと高まります。でも、実は骨には“ビタミンD”もとても大切なんです」
とお話しされていました。
ビタミンDって、実は骨の味方!
「ビタミン」って聞くと、お肌に良さそうとか、美容に効きそうって思いますよね。でも、ビタミンDはちょっと違って、骨のためにめちゃくちゃ大切な栄養素なんです。
たとえばこんな働きがあります👇
✔ カルシウムの吸収を助ける
✔ 骨の新陳代謝をサポートする
✔ 筋肉や免疫機能にも関わっている
つまり、どれだけカルシウムを摂っても、ビタミンDが不足していたら骨に届かない!
しかも、筋力も落ちやすくなって、転びやすくなったり、骨折のリスクまで高くなってしまうんです。
紫外線を気にしすぎていませんか?
最近は「美白命!」で、日焼け止めを1年中塗っている人も多いでしょう。
でもそれ、ビタミンD不足につながっているかも。
ビタミンDは、太陽の光を浴びることで体の中でも作られるんです。
1日15〜30分、手のひらに日光を当てるだけでもOKなので、無理のない範囲で“おひさまタイム”を取り入れてみてください。
骨を守る3つのヒント
では、骨を元気に保つにはどうしたらいいのか?
今日からできる3つのポイントをまとめました!
① 食事でビタミンDをとろう
ビタミンDが多い食べ物はこんな感じ👇
・鮭やサバなどの青魚
・きのこ類
・卵の黄身
お魚はカルシウムも一緒に摂れるので一石二鳥。
② 運動で骨に刺激を
骨って、刺激を受けることで丈夫になるんですって。
ウォーキングや軽いジャンプ運動が◎!
階段を使うだけでも効果的なので、日常の中でコツコツ続けていきましょう。
③ 定期的に骨密度をチェック
とくに閉経後は、骨密度がガクッと落ちやすい時期。
1〜2年に一度のペースで、骨密度検査を健康診断にプラスしてみてください。
これからも、元気に生きていくため
私たちにとって、体は道具であり、宝物。
クライアントの身体と向き合うには、まず自分自身が健やかであることが大前提。
だから今、少しだけ「骨のこと」も意識してみませんか?
日々の食事、軽い運動、そして太陽の光。
そんな小さな積み重ねが、10年後、20年後の“しなやかな私”をつくってくれるはずです。