50代のみなさんへ:ももの内側、かたくなっていませんか?
「最近、うちももがかたくなって、腰が張るようになりました。背中をそるのも、ちょっと怖いんです」
そんなお悩みをお聞きしました。病院では「年齢によるもの」と言われたそうですが、確かに年齢とともに体力は落ち、水分量も減っていきます。
でも、毎日のケア次第で、急な体の変化に戸惑うことなく対応できると私は考えています。
ももの内側(大内転筋)がかたくなるとどうなるの?
「なんだか足が重いな」「股関節が動かしにくいな」と感じることはありませんか?
それは、ももの内側の筋肉(大内転筋)がかたくなっているせいかもしれません。
50代になると、体の変化で筋肉がかたくなりやすくなります。
さらに、毎日のちょっとしたクセが、大内転筋をかたくする原因になっていることも。
こんなクセ、ありませんか?
1. 長い時間ずっと座っていませんか?
イスに座りっぱなしや、長時間の車の運転をしていると、ももの内側の筋肉が縮んでかたくなります。
そうなると血の流れが悪くなり、足がむくみやすくなることも。
→ 1時間に1回は立ち上がって、のびをしたり、少し歩いたりしましょう!
2. いつも脚を組んでいませんか?
気づいたら、同じ脚を上にして組んでいませんか?
これを続けると、ももの内側の筋肉が片方だけかたくなり、骨盤のバランスがくずれてしまいます。
→ 脚を組まずに座るようにしてみましょう!
3. 背中が丸くなっていませんか?
猫背や骨盤が後ろに倒れる姿勢が続くと、ももの内側の筋肉に負担がかかります。
そのままだと股関節の動きが悪くなり、さらに体がかたくなってしまうことも。
→ 座るときは背筋をのばして、骨盤を立てるようにしましょう!
少しの意識で体は変わる!
股関節まわりの筋肉がかたくなると、血の流れが悪くなり、冷えやむくみの原因にもなります。
ストレッチや軽い運動を少しずつ取り入れて、やわらかい筋肉をキープしましょう!
大切なのは、お身体が本来もっている「自然治癒力」を信じること。
ちょっとした意識と習慣で、体はちゃんと応えてくれます。
あなたの体が無理なく整っていくように、一緒にケアできたら嬉しいです。
身体の知性に触れる──ボディーマインドセンタリング体験記
知人に誘われ、京都女子大で開催された**ボディーマインドセンタリング(BMC)**の体験クラスに参加しました。以前から興味があったので、迷わず足を運ぶことに。
会場には、ボディーワークの専門家やジャイロトニック、ヨガの指導者、舞踊家の方々など、探究心に満ちたメンバーが集まっていました。そのエネルギーに少し圧倒されつつも、ワクワクする気持ちが勝り、早速クラスがスタートしました。
触れるだけで伝わる心地よさ
ワークではペアを組み、相手のアライメント(身体の配置)を観察しながら、触れることで感じる感覚を探る時間がありました。私は舞踊家の先生とペアになり、その方のしっかりとした足の筋肉と、しなやかな手の動きに驚かされました。
触れているだけで伝わる心地よさ。これは単なる技術ではなく、その人の身体の在り方そのものが生み出しているものなのだと実感しました。
生命の誕生ワークで“難産”を体験!?
後半のワークでは、なんと生命の誕生を身体で再現するというユニークな時間がありました。
子宮の中から外へ出てくるプロセスを、実際に身体を動かして体験するのですが… 想像以上に大変! 方向感覚を誤り、右と左を間違えてしまい、とんでもなくしんどい「出産」となってしまいました(笑)。
「難産って、きっとこんな感じなんだろうな…」と、身をもって痛感。
また、赤ちゃんが成長する過程での寝返りやはいはいがどれほど重要かも、体験を通して深く理解できました。
身体の知性と向き合うこと
今回の体験で改めて感じたのは、身体は自ら調整する力を持っているということ。ただ動くだけではなく、その動きの背景にある仕組みや、そこから生まれる感覚に意識を向けることで、日々何気なく使っている身体の繊細さと奥深さに気づかされました。
ボディーワークに携わる者として、こうした体験を重ねることで、施術にもより深みが増すのではないかと感じています。
50代からのしなやかボディケア
50代を過ぎると、知らず知らずのうちに胸郭の動きが鈍くなり、肩の可動域が狭くなることがあります。
「最近、なんとなく腕が上がりにくい…」と感じていたら、それは身体からのサインかもしれません。
放置すると〇〇肩へと移行することもありますが、早い段階でのケアによって、肩まわりのしなやかさを取り戻し、姿勢やフェイスライン、腰痛の改善、代謝アップ、自律神経の安定にもつながります。
タッチの心地よさは、オンラインでは伝えきれません。
だからこそ、直接お越しくださる方にのみ、医者いらずのセルフケアをお伝えしています。
「無理なく整うって、こんなに気持ちいいんだ」
そんな体験を、あなたもしてみませんか?
お会いできるのを楽しみにしています。
ボディ・マインド・センタリング®(Body-Mind Centering®:BMC)とは?
ボディ・マインド・センタリング(BMC)は、身体(Body)と心(Mind)のつながりを深く探求し、動きや触覚を通じて自己への気づきを促すソマティック(身体性に基づく)アプローチです。ボニー・ベインブリッジ・コーエンによって開発され、解剖学や生理学、発達運動学、タッチ、イメージワーク、ムーブメント、身体心理学など、さまざまな知識を統合しています。
BMCの特徴と考え方
① 身体のシステムを探る
BMCでは、筋肉・骨・神経・内臓・リンパ・呼吸といった身体のさまざまなシステムに意識を向けながら動きます。これにより、それぞれの働きを深く理解し、動きや姿勢のバランスを整えます。
② 発達運動パターン(発生学的アプローチ)
赤ちゃんが胎内にいるときの動きや、誕生後に寝返り・ハイハイ・歩行へと発達していくプロセスを研究し、大人の姿勢や動きの改善に応用します。
③ タッチと感覚の重要性
手で触れること(タッチ)によって、身体の各部分のつながりを感じ取り、エネルギーの流れを整えます。これにより、自己の内側に意識を向けることができます。
④ 動きと心の関係性
体の使い方が感情や思考に影響を与えるように、心の状態もまた動きに影響を及ぼします。この相互作用を探ることで、心と身体のバランスを整え、より自然な動きを引き出します。
BMCが活用される分野
🔹 ボディワーク(施術・整体・マッサージ)
→ 施術者自身の身体の使い方を見直し、クライアントの動きや癖を深く理解するのに役立つ。
🔹 ダンス・ムーブメント・ヨガ
→ 身体の内側の感覚を高め、より自然で自由な動きを引き出す。
🔹 身体心理療法・セラピー
→ 身体の感覚と感情のつながりを探り、トラウマの解放や自己調整に活用。
🔹 赤ちゃんや子どもの発達サポート
→ 原始反射や運動発達をサポートし、健やかな成長を促す。
🔹 スポーツ・武道・音楽演奏
→ 体の軸や重心、エネルギーの流れを理解することでパフォーマンスを向上させる。
赤ちゃんの発達運動と大人への影響
BMCでは、赤ちゃんがどのように動きを獲得していくのかを、実際に自分の身体で体験しながら検証します。胎児期から乳児期にかけての動きの流れを理解することで、大人の姿勢や歩行のクセを見直すヒントが得られます。
胎児期から乳児期の動きの流れ
✅ 子宮の中での動き
羊水の中で浮かびながら、全身を波のように動かし、基本的な運動パターンを形成する。
✅ 誕生(産道を通る動き)
体を丸めたり伸ばしたりしながら、自らの力で進む。この時の圧や動きが、今後の身体の使い方に影響を与える。
✅ 寝返り
体幹をねじり、重心を移動させながら片側から反対側へ転がる。この動作は、背骨の動きや左右のバランスを整えるのに重要。
✅ ハイハイ
手足を協調させながら前に進むことで、歩行の準備が整う。この段階で、肩や骨盤の安定性が向上する。
動きの方向性と大人への影響
🔹 足から頭へ(Grounding & Lengthening)
地面を押すことで、反対側の手や頭が自然と引き上げられる。この動きが、歩行や姿勢の安定につながる。
🔹 手から尾へ(Reaching & Connecting)
手を伸ばしながら尾(仙骨)へとつながることで、体幹の安定性が増し、動きがスムーズになる。
実践を通じて得られる気づき
✅ 動きの起点を意識すると、身体全体のつながりが変わる。
✅ 足や手の動きが、頭や尾にどのような影響を与えるかを体感できる。
✅ 乳児期の発達運動パターンは、大人の姿勢や歩行にも影響を与えている。
「その痛み、我慢しないで!進化した施術で軽やかに」
医療が日進月歩で進化するように、施術もまた進化しています。
これまで骨や筋肉に向けていたアプローチが、神経へとシフト。
手の使い方も変わり、皮膚を微細にとらえることで、
これまで届かなかった深層へのアプローチが可能になりました。
この変化が、神経痛に悩む母への施術にも新たな可能性をもたらしてくれそうです。おかげさまで早速効果が現れております。
そして、急な痛みに不安を抱えるお客様への対応力を高めてくれるでしょう。
今回、お客様の声のご紹介です。
「歩くのがつらい…でも、施術後に変化が!」
50代、ゆらぎ世代の皆さんへ。
もし気になるお身体を
身体の深部から軽やかさを取り戻す、
そんな施術を体験してみませんか?
軽やかアロマ整体
50代、まだまだ輝ける

八神純子さんのビルボードライブへ行ってきました!
ステージに現れた彼女は、まさに昭和の歌姫。
でも、その歌声は時を超え、今もなお力強く響いていた。
ひとたび歌い出せば、圧倒的なパワー。
懐かしいメロディに包まれながら、自然と身体がリズムを刻む。
気づけば、心もふわっと軽くなっていました。

ふとまわりを見渡すと、同世代の女性ばかり。
50代、ゆらぎの時期を迎えながらも、
みんな目を輝かせて、音楽に身を委ねている。
そして迎えたアンコール。
流れ出したのは「パープルタウン」。
会場全体がひとつになり、リズムを刻み、手拍子が響く。
まるで青春時代に戻ったかのような、熱い空気に包まれていました。
「生涯現役」—— 彼女が話していた。
年齢を重ねても、自分の好きなことを続ける姿は美しい。人を魅了するんだろうと。
「私たち、まだまだ輝けるでしょう!」
彼女の歌に浸った夜、
私もまだまだできることがある、
好きなことに夢中になれる時間、もっと大切にしていこうと思いました。
心も身体も春支度。ゆるめて、軽やかに。
桜の蕾がちらほら。
まだ風は冷たいけれど、ふとした瞬間に春の気配を感じる。
陽射しがやわらかくなって、空の色も少しずつ軽やかになってきた。
そんな今日は、ヨガの日。
たくさんのカパラバディで、いらないものを吐き出す。
股関節をじっくり伸ばす気持ちよさ。
硬くなっていたところが、少しずつほどけていく。

(また行きたいなぁと駅で見つけたポスター)
最後のアーサナ。
意識はあるのに、寝ているような心地よさ。
何も考えず、ただ呼吸を感じる時間。
ヨガをすると、自分にスペースを与えられる。
余計なものを手放して、今の自分を見つめる時間。
終わったあとは、心も身体もすっきり軽くなる。
50代になると、季節の変化が心や身体に響くことが増えた。
寒さで固まった肩、なんとなく重い足取り。
でも、春の訪れとともに、少しずつほどけていくのを感じる。
新しい季節、何か始めてみたくなる。
大きなことじゃなくてもいい。
ちょっと遠回りして歩くとか、
いつもと違う服を選んでみるとか。
春は、変わることをそっと後押ししてくれる。
この季節の空気にのって、心も身体も軽やかにまいりましょう
「自分を知り、進むための一歩」
自分の感情に向き合うことは、時に難しく感じることもありますが、その一歩を踏み出すことで、心が軽くなることがあります。感情を日記に書くことをおすすめします。書き出すことで、日々の中で感じているもやもやや不安が少しずつ形を成し、共通点やパターンを見つけることができます。そして、次第に「自分が本当は何をどうしたいのか?」という答えに近づいていくことができます。これはまさにセルフコーチングのようなものです。
私も毎日書き始めてから、自分の弱さや苦手がはっきりと見えるようになりました。
「なるほど」と納得できたとき、その気づきが自然に解決へ向かう流れを感じました。このプロセスを通じて、心が整理されていくのを実感しています。
次に試してほしいのは、その気づきや考えを信頼できる親しい人に話してみることです。
他の人から違った視点やアドバイスをもらうことで、思いもよらなかった発見があるかもしれません。しかし、他人の意見が自分と違うからといって、「私が間違っているわけではない」と心に留めておくことが大切です。自分の感じ方や考えは、他の人とは違うものだと認めましょう。
もし、他人の意見を受け入れるのが少ししんどいと感じたら、無理せず一度深呼吸をしてみてください。
その後、もう一度自分に問いかけてみましょう。今、自分の心はどう感じているのか?自分が本当に望んでいることは何なのか? 感情や思考を整理することで、次に進むためのヒントが見つかるかもしれません。
確かに、どんなに意識しても、思うようにいかないことはあります。それは悪いことではなく、自分を成長させるための大切な一歩です。うまくいかないと感じるときこそ、自分に優しく接することが必要です。うまくいかない時期を受け入れて、「今はうまくいかない時期だ」と認識することが大切です。
私たちはすぐに結果を求めがちですが、すべての過程には時間がかかります。進みたくてもすぐには進めないこともありますが、それも含めて自分が今必要としている時間だと思ってみてください。
うまくいかないときに心を強く保つ方法の一つは、立ち止まって深呼吸をすることです。少しでも心をリセットし、次の一歩を踏み出す力を蓄えることができます。また、小さな成功を意識的に探し、「できた」と思える瞬間を大切にすることで、自信を少しずつ取り戻すきっかけになります。
うまくいかない時期を乗り越えるためには、無理に前に進もうとしないことも重要です。時には、ただじっとしていることが必要な場合もあります。それでも、必ずその時期が過ぎた後に前進できるエネルギーが湧いてくるものです。
うまくいかないときには、自分を責めず、そのままでいることも大切です。時間が経てば、また新たな気づきや変化が訪れるでしょう。
50代女性必見!心をリセットする簡単な3つの方法
天気がくもり続きで、なんとなく気持ちも沈みがちな時、こんな話を読んでいただけたらと思います。
年齢を重ねるにつれて、新しいことへの一歩がなかなか踏み出せなくなること、ありませんか?経験が増えれば増えるほど、過去の出来事や不安を引きずってしまいがち。
「このままでいいのかな?」
「でも変わるのは怖い…」
そんな気持ちがあるのは、ごく自然なことです。
でも、大丈夫。ポリヴェーガル理論と呼吸法を活用すれば、感情を解放し、心を安定させることができるでしょう。
ポリヴェーガル理論とは?
ポリヴェーガル理論は、アメリカの神経生理学者スティーブン・ポージェス博士によって提唱された理論です。この理論は、自律神経の働きを「交感神経」「副交感神経」の二分割ではなく、さらに細かく分類し、私たちの心と体の反応にどのように影響するかを説明しています。
特に重要なのが「腹側迷走神経(ventral vagal complex)」の働きです。これは安心感や社会的つながりを感じるときに活性化し、リラックスやポジティブな感情を引き出します。逆に、ストレスや不安を感じると「背側迷走神経(dorsal vagal complex)」や「交感神経」が優位になり、戦う・逃げる・凍りつくといった反応が起こります。
ポリヴェーガル理論に基づいたアプローチを取り入れることで、不安やストレスを軽減し、心の安定を取り戻すことが可能になります。
そんな不安がよぎったら、試しに深呼吸から始めてみましょう。
心の安定を取り戻す3つのステップ
ポリヴェーガル理論によると、私たちの感情や行動は、自律神経系と深く関わっています。ストレスや不安を感じると、脳は「危険」を察知し、自己防衛のために過去のネガティブな経験を何度も思い出してしまうのです。
この状態から抜け出し、心の安定を取り戻すためには、次のステップが効果的です。
① 感情を認識し、受け入れる
まずは、自分の感情に気づくこと。
「今、私は不安を感じている」と言葉にするだけでも、気持ちを客観視でき、心が少し軽くなります。感情を無理に押し込めず、そっと受け入れてみましょう。
② 安心できる環境を整える
リラックスできる場所や時間を作ることも大切です。
・好きな香りを楽し
・温かいお茶を飲む
・心地よい音楽を聴く
こうした小さな工夫が、心を落ち着かせる助けになります。

③ 呼吸法で感情を解放する
呼吸は、自律神経を整える強力なツール。次の呼吸法を試してみてください。
◎ 深呼吸
鼻から4秒かけて息を吸い、口から8秒かけてゆっくり吐き出します。副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。
◎ 4-7-8呼吸法
8秒かけて口からゆっくり吐く (花粉症の時期、せっかくだから喉から力を抜きましょう)
鼻から4秒かけて息を吸う (吸おうとせずにお腹を緩めると息が勝手に入ってくるイメージをもってみましょう)
7秒間息を止める(この時間は気持ちよさを感じやすいです!)
この方法は、心拍数を落ち着かせ、リラックスを促します。

◎ ボディスキャン
仰向けになり、頭からつま先まで順番に意識を向けながら、緊張している部分をリラックスさせていきます。心と体のつながりを感じることで、安心感が生まれます。こちらも呼吸法を使いながら行なうと容易にできるのでお試しください。
まとめ
50代のゆらぎ世代は、心も体も変化の多い時期。だからこそ、自分の気持ちに寄り添い、無理なくリラックスできる方法を取り入れることが大切です。
「まだ遅くないかな?」
そんな不安がよぎったら、まずは深呼吸から始めてみましょう。心が少し軽くなるはずです。
ただ、自分ではどうしようもない時、カウンセラーや専門医を頼るのもありだと思います。
あなたが少しでも穏やかな気持ちで過ごせるように、できることから始めてみてくださいね。
胸鎖乳突筋の緊張、ほぐす前に大切なこと
首の横にすっと伸びる「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」
この筋肉は後頭部から鎖骨につながっていて、首を回したり、前に倒したりする動きに関わっています。
でも、この筋肉がガチガチに硬くなっているからといって、いきなり強くほぐすのは少し危険です。
力任せに押すと、血管やリンパ、神経を傷つけてしまうことも。また、強い刺激に慣れてしまうと「もっと強くしないと効かない…」と感じやすくなり、ますます硬くなってしまうこともあります。
では、そもそもなぜ胸鎖乳突筋がこるのか?
その原因を解決しないと、一時的にほぐしても、すぐに元に戻ってしまいます。
胸鎖乳突筋がこる原因とは?
① スマホ・PCの長時間使用(ストレートネック)
スマホやPCを長時間使うと、頭が前に出る姿勢になりがちです。
頭の重さ(約5kg)が前に傾くと、胸鎖乳突筋が引っ張られ、常に負担がかかった状態に。これが続くと、筋肉が緊張しやすくなり、首こりや肩こりの原因になります。
② 呼吸の浅さ(自律神経の影響)
ストレスや加齢で呼吸が浅くなると、胸鎖乳突筋が過剰に働いてしまいます。
本来、呼吸は横隔膜を使って行いますが、呼吸が浅いと補助筋である胸鎖乳突筋が代わりに働き、負担が増えてしまうのです。
③ 噛みしめ・食いしばり
ストレスや歯の噛み合わせの影響で、無意識のうちに食いしばっていませんか?
胸鎖乳突筋は、咀嚼(そしゃく)に関わる筋肉とも連動しているため、食いしばりが続くと、首のこりや頭痛の原因になることも。
④ 姿勢の悪さ(猫背・巻き肩)
猫背や巻き肩の姿勢が続くと、頭の位置が前にずれ、胸鎖乳突筋が引っ張られたままになります。さらに、肩や背中の筋力が弱まると、首だけで頭を支えようとして負担が増大し、結果として首や肩のこりが悪化してしまいます。
⑤腕の使いすぎ
腕を使いすぎると、肩や背中が緊張し、姿勢が崩れます。その結果、膝に負担がかかり、痛みにつながることも。さらに、膝の痛みをかばうと体のバランスが乱れ、肩こりを引き起こします。全身はつながっているため、部分的なケアではなく、バランスを整えることが大切です。

こりを解消するために大切なこと
胸鎖乳突筋がこる原因のほとんどは、日常の姿勢やクセにあります。だからこそ、一時的にほぐすだけでなく、根本的な原因を改善することが大切です。
✔ スマホを見る時間を減らす・目線を上げる
✔ 深い呼吸を意識する(腹式呼吸)
✔ 食いしばりのクセを見直す(寝る前のリラックス)
✔ 姿勢を整える(肩甲骨を開くストレッチ)
無理にほぐすのではなく、身体のバランスを整えることが、胸鎖乳突筋の緊張をやわらげる近道です。
自律神経が整うことで、さらに筋肉がゆるみやすくなると感じています。
年齢を重ねると、姿勢やストレスの影響が大きくなります。
だからこそ、無理をせず、楽しみながら優しく整えていくことが大切だなっと思います。
「なんだか首が重いな…」と感じたら、まずはご自身の身体にやさしく向き合ってみてください。
もし「どうしたらいいかな?」と悩んだら、お気軽にご相談ください。
好き嫌いを越えた先に
50代を迎え、体力の衰えを感じることが増えてきた方も多いのではないでしょうか。
生産性を上げるため、つい人とのつながりを断ち切り、身の回りのものを整理してきたこと、私たちがよく経験することかもしれません。
「これ以上、無理をしなくてもいい」
「もう自分には関係ない」と感じて、思わず線を引いてしまうこともあります。
でも、その選択が、実は自分の可能性も同時に手放してしまっていたのかもしれません。
50代の私たちにできること
5年後も今の仕事を続けているかどうか、正直なところ分かりません。でも昨年、私は「マッサージ大会に挑戦する」と決めました。
もし、この挑戦が新しい一歩になるのだとしたら?
そう思ったとき、「今すぐに準備を始めようかな?」という気持ちが湧いてきました。
もちろん、まだ答えは出ていません。それでいいのです。人生には、すぐに正解が見つかることばかりではないから。大切なのは、試してみること。
私たちは「好きか嫌いか」「必要か不要か」で物事を判断しがち。でも、その先には、まだ知らない新しい何かが待っているかもしれません。
それは、思いもよらない挑戦だったり、新しい人との出会いだったり。だからこそ、ほんの少し心を開いてみませんか?
新しい可能性を感じたとき、心の中にそよ風が吹き抜けるような感覚が生まれるかもしれません。その先に、思いがけない出会いや、未来につながるヒントが隠れているかもしれません。
自分を信じて、少しだけ勇気を持って心を開く
そう言われても、「そんな簡単にはできない」と感じる方もいるでしょう。
それはとても自然なことです。
50代を迎えた今、たくさんの経験を積み重ねてきたからこそ、過去の出来事や傷が心に影響を与えていることもあります。
「もう新しいことに挑戦するのは無理」
「私にはもう必要ない」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、それもあなたが歩んできた証。
だからこそ、自分を見つめ直しながら、少しずつ前向きな変化を感じることができたら、それでいいのです。
「心を開く」とは、大きな一歩を踏み出すことではなく、小さな変化を積み重ねること。
ゆっくり、自分のペースで。
もし、心が閉じてしまいがちなときや、勇気を出すのが難しいと感じたときは、呼吸に意識を向けてみてください。
私は、呼吸法を通じて「自分の身体をコントロールできる」ということに感動しました。
呼吸を整えることで、心と体がリラックスし、ストレスが軽減されるだけでなく、心に余裕が生まれます。
簡単呼吸
鼻からゆっくり3秒かけて息を吸う。
吸った息を6秒間止める。
口から9秒かけてゆっくり息を吐く。
これを数回繰り返すだけで、心と体が落ち着き、少しずつ前を向く力が湧いてくるはず。
心を開く一歩として、ぜひ試してみてください。
あなたの未来に、新しい風が吹きますように。